30個のBot検証が終了。30万円で実運用へ進む前に分かったこと

仮想通貨bot

以前の記事では、6種類の暗号資産と5種類の売買ルールを組み合わせた、合計30個のBotを比較しました。

すべてのBotが100回以上の取引を終え、最初の実運用候補として選んだのが BCH-v5 です。

30Botをずっとシミュレーションし続けるのではなく、ここからは次の段階へ進みます。

実際のお金を使った運用です。

ただし、いきなり30万円を全部Botに任せるわけではありません。

実運用へ進む前にもう一度データを確認したところ、かなり重要なことが分かりました。

実運用の予算は30万円

今回、Botの実運用に使う資金として考えているのは 約30万円 です。

とはいえ、最初から30万円すべてを1回の取引に使う予定ではありません。

  • 運用資金の上限:30万円
  • 最初の10回ほど:1回約3万円
  • 問題がなければ:1回約7万5,000円
  • 最初はBCH-v5だけを実運用
  • ほかのBotは必要に応じてシミュレーションで比較

まずは小さく動かして、「シミュレーションと本物の取引では、どれくらい結果が変わるのか?」 を確認します。

シミュレーションでは利益が出ていた

BCH-v5は、これまでのPAPER取引(実際のお金を使わないシミュレーション)で284回の取引を行い、累計では約 +¥9,627 でした。

これだけを見ると、「じゃあ、そのまま本番でも動かせばいいのでは?」と思います。

ところが、実際のお金を使う場合には、シミュレーションにはなかった問題があります。

取引手数料です。

成行注文にすると利益が消える可能性があった

GMOコインのBCH現物取引所では、Maker注文とTaker注文で手数料が異なります。

そこで過去284回の取引結果に、実際の取引を想定した手数料を当てはめて計算し直しました。

  • PAPER取引そのまま:+約¥9,627
  • 買いも売りもTaker:-約¥3,916
  • 買いMaker・売りTaker:+約¥5,107
  • 買いも売りもMaker:+約¥14,141

シミュレーションでは利益が出ていたBotでも、注文方法によっては手数料を入れるだけでマイナスになる可能性がありました。

これは実運用前に気付けて良かったポイントです。

「買うときの注文方法」がかなり重要

今回のBotでは、いつ売買するかだけでなく、どうやって注文するかも成績を大きく左右します。

そこでBCH-v5の実運用では、買いシグナルが出てもすぐ成行注文を出すのではなく、基本的に Post-Onlyの指値注文 を使う予定です。

簡単にいうと、「この価格なら買う」と注文を置いて待ちます。

価格がそのまま上がって買えなければ、無理に追いかけません。

30万円で動かした場合も試算

30万円を運用資金として、最初の10回は約3万円、その後は約7万5,000円ずつ取引する想定でも計算しました。

買いをMaker、売りをTakerと仮定すると、過去データ上では 利益:約+¥15,000 という試算になりました。

最大の落ち込みは約 ¥6,100 です。

もちろん、これは過去のPAPERデータを使った計算です。

本番では、指値注文が成立しない、注文している間に価格が動く、思った価格で売れない、通信やAPIでトラブルが起こる、といったことも考えられます。

そのため、この数字を「30万円あれば¥15,000儲かる」という意味では考えていません。

もう一つ確認したいのが「非常停止」

現在のBotには、売買ルールそのものとは別に、実運用で必要になる安全装置も追加する予定です。

  • 1日で一定額以上負けたら停止
  • 口座残高とBotの記録が一致しなければ停止
  • GMOコインのAPIに異常が出たら新規注文を停止
  • Discord通知が正常に動かない場合も新規注文を停止

利益を増やすことよりも先に、「Botが想定外の動きをしたときに、大きな損失を出さず止められること」 を優先します。

30Botの役割はひとまず終了

30個のBotはすべて100回以上の取引を終えました。

もともとの目的だった、100回の結果比較、実運用候補の選定、リスク確認、ブログへの記録まで進められたので、30Botを延々と競争させる段階はここで一区切りです。

ここからは、BCH-v5をPAPERから実運用へ移したら、本当に同じような結果になるのか? を検証していきます。

次は「本番で壊れないBot」にする

現在は、BCH-v5の過去284回の取引について、価格が途中で大きく下がった場面がなかったかをさらに確認しています。

2%、3%、5%、8%、10%といった非常用ストップを設定した場合に、

  • 何回発動するのか
  • 利益はどう変わるのか
  • 最大損失はどこまで減らせるのか

を比較します。

その結果を見て、安全装置の設定を決めます。

そして問題がなければ、30万円の運用枠で、まずは約3万円からBCH-v5の実運用テストを開始する予定です。

まとめ

30個のBotを100回以上動かして比較する段階は終わりました。

そして実運用を考えて詳しく調べ直したことで、「シミュレーションで勝てるBotでも、注文方法を間違えると手数料で負ける」 という重要なことも分かりました。

今回の目的は、一気に大きく儲けることではありません。

まず小さく実際のお金で動かして、PAPER取引と本番取引にどれくらい差があるのか を確認します。

うまくいった結果だけでなく、失敗や想定外のことが起きた場合も、このブログにそのまま記録していこうと思います。

※この記事で紹介している結果は過去のPAPER取引やシミュレーションをもとにした検証です。将来の利益を保証するものではありません。

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